国防政策 2022 4 2
ニュースでは、
ロシアのウクライナ侵攻が始まって、
1か月も経過して、ロシアの苦戦、
ウクライナの善戦が伝えられます。
これは、ウクライナが、
ロシアの侵攻を想定して、
用意周到に準備したからでしょう。
それでもウクライナの国防政策は、
失敗だったと言えるでしょう。
ウクライナの戦法は、
「専守防衛」という作戦です。
この戦法は、敵国に攻め込まれてから、
つまり、敵国の軍隊を国土に引き込んでから、
反撃に出るという戦法です。
ウクライナの善戦を見れば、
専守防衛という戦法は成功したと見えますが、
国民の犠牲は、かなり大きいと言えます。
ウクライナからロシア国内への攻撃、
つまりミサイル攻撃や砲撃がないということが、
専守防衛という戦法を取っている特徴でしょう。
中東のパレスチナでは、
パレスチナからイスラエルへ
ロケット弾の攻撃が激しかったことがありました。
パレスチナは国土が狭く、
専守防衛という戦法では負けてしまうと考えたのでしょう。
国土が大きな国は専守防衛という戦法は有効ですが、
小さな国は、それでは滅ぼされてしまうと言えます。
日本も専守防衛という戦法でしょうが、
これは「本土決戦」を考えているか、
攻め込まれたら「降伏」を考えているのでしょう。